事業目的

だるま塾研修生へ向けて

 だるま会がブラジル生活体験を希望する方々への機会を提供する事業目的について。
まず先進国(日本)の若者たちが、先進国であるが故に見失っているものが多い様に常々思っている。
音楽を例に挙げれば自分が五線の中で生活していながら、如何なる音を発しているのか、その音が五線の中でいかなる存在なのかを見失っていることである。それは危険を伴った生活といえるのだが・・・。
ここで一度日本という五線に組み込まれた環境から抜け出したところの視点で客観的に五線内の自分の存在をみつめなおしてみては如何なものか。つまり異境の地で異文化に触れ、日本をそして自分をみつめなおしてみたらと思う。ただ異境といっても先進国より後進性(途上国)を持った国のほうがより明確に日本そして自分自身の再発見につながると思う。そしてそのことが、帰日後の生活に存在感のある音となって生活にリズミカルな響きをもたらせるのではないか。
 つまりこの事業は若い諸氏がブラジルでの生活体験を糧にして、さらに成長して行くため何らかに手助けで役立つことができればと願って設けたものである。
                   

二〇〇八年八月塾長 森脇}之

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